株式会社センティリオンシステム大阪事業所はクラウド・ソリューションに特化し、2021年4月に新設された Google Cloud を中心としたパブリッククラウドでのクラウドインテグレーションに特化した新しいエンジニアリング組織です。
在籍するエンジニアは全員が Google Cloud 案件の実務経験者、ほぼ全員が Google Cloud 認定資格を取得しています。
そんな私たちが目指すのは、「 Google Cloud 界隈では技術力No.1として有名なCloud Integrator」。この『CS insight』では、どのような社員が、どのような想いを持ってともに働いているのかご紹介します。
■Profile
T.M.さん
クラウドソリューション事業部 クラウドアーキテクト/プロジェクトマネージャー
2021年中途入社
最上流のコンサルから開発までを一貫して手がける
- センティリオンシステム大阪事業所(以下、CS大阪)での現在の仕事を教えてください。
CS大阪には専任でプロジェクトマネジメントをしているメンバーもいますが、私の場合は、自分でも手を動かして作業をしつつ、プロジェクトのマネジメントもやっている感じです。プレイングマネージャーという表現の方が正しいですかね。プロジェクトが立ち上がる前は、お問い合わせのあったクライアントの提案資料や見積資料を作成して、それを説明したりといったフロント対応も行い、プロジェクトが発足した後はそのままPMという立ち位置で参画することが多いですね。
現時点(2024年5月現在)では、組織のサイズもそこまで大きくないので、細かく役割を細分化して分業体制を敷くよりも、各自の役割や伸ばしていきたいキャリアの方向性の中で、いろいろな仕事にタッチさせてもらっている感じです。プレイングマネージャーと言うと大変そうだと思われる人もいると思うのですが、リモートワークも活用しつつ、バランスを取っています。
- どのようなプロジェクトが多いですか?
お問い合わせをいただくお客さんは、「こんなことをしたい!」といった漠然としたニーズをお持ちであることも多いので、丁寧に何を実現したいのかを確認して、それを提案に落とし込むようにしています。基本的には、Google Cloud の各プロダクトを利用した開発を行っていくことが多いので、要求分析からインフラの構築、そしてアプリケーションの開発まで一貫して手がけることが多いですね。
これまでの中で印象に残っているのは、他のパブリッククラウドから Google Cloud へのリフトプロジェクトですね。リフト案件ですので、ほぼインフラ構築がメインでしたが、若干シフトも取り入れたリフトだったので、大変ではありましたが楽しい案件でした。このプロジェクトの事例を動画配信して、クライアントと一緒に外部向けのソリューションイベントで発表できたのも良い経験になりました。
- エンジニアとして技術を極めるよりも、PMといったマネジメントのキャリアを志向されているんですね。
はい。元々、人と話すことが好きという私の性格も大きいと思います。クライアントと一緒に、ああだこうだと頭を捻りながらも、一緒になって一つのモノを作り上げるプロセスは、もちろん大変ではありますけど、充実感がありますね。これも、CS大阪のプロジェクトが100%プライムであることも大きいと思っています。
二次請け、三次請けなどの下請けの場合は、クライアントと直接会話をして要件を決めていくなどの上流工程にはタッチできないので、そういう意味ではやりがいのある環境だと思いますね。クライアントとの関係性も、発注者が上で受注者が下といったことはなく、対等なパートナーとして同じ目的に向かって走れている感じはあります。
- 業界的には、その力関係によってタイトな納期や無茶振りなどもあるのは聞きますもんね…。
そうですね。でも、CS大阪は本当に良いクライアントに恵まれていると思いますよ。無理難題をおっしゃられる方はいませんし、しっかりと説明をして、時には、「できない」と率直にお伝えすることもあるのですが、理解していただけます。
そもそも大前提として、クライアントも Google Cloud に詳しい人が多いわけではないので、逆にしっかりと私たちがリードをしていかなければ!という気持ちの方が強いですね。実際に、私たちから提案することが圧倒的に多いです。しっかりとクライアントの要望を汲み取り、理想像を描いて可視化し、プロジェクトを動かすわけですから、最初からきっちりと要件が決まっているものはほとんど無いし、コンサルティング要素も大きい仕事だと思っています。
新しい技術を扱う集団だからこそ、何事も挑戦して当たり前
- CS大阪に入社する前は、どのような仕事をされていたんですか?
プロジェクトの管理とメンバーとしての実作業とを兼任し、オンプレやAWSを使ったシステム開発の要件定義から開発・テストまでを担当していました。今と似たような感じですかね。そんな中で、クラウドという今後の成長可能性を感じられる領域であることと、 Google Cloud という自身にとっては、未知で新しい領域に興味を持ったのがCS大阪に興味を持ったきっかけですね。
基幹系システムなどを担っていると、どうしても挑戦しにくく、オンプレをオンプレに乗せ替えるといった消極的な技術選定になりがちでした。CS大阪は、そういう意味では先進的で、クラウドそして Google Cloud という新しい技術を扱っているのだから、何事も「挑戦して当たり前」というカルチャーが根付いているのが、私にとって気持ちが良いですね。
- 新しい技術となると、知識を磨いたり、研鑽することも大切ですよね。
そうですね。クラウド技術や Google Cloud に限らず、このIT業界の進化はとても早いので、知識をアップデートしていくことは欠かせませんね。CS大阪のプロジェクトでも、AI(人工知能)やML(機械学習)などのトレンドの最前線にタッチするプロジェクトが多いので、必然的に学習することになるのですが(笑)。
仕事の時間の中で出てきた技術的な課題に関しては自身で調べて解決するようにしていますが、知識が追いつかない場合でも、CS大阪の社内には様々な領域に詳しいメンバーも多数在籍しているので、「ネットワークのことだったら、この人に聞こう!」「データ分析系のことだったら、この人に聞こう!」といったように、それぞれの強みを持ったエンジニアがいるので、助かっているのと共に、自身の刺激にもなりますね。
- ありがとうございます。最後に今後の目標などあれば、お聞かせください。
Google Cloud の新しいプロダクトや、AI系のプロダクトなどを利用したプロジェクトに関わり、もっと知識を広げていきたいですね。また、 Google Cloud に限らず、AWSやAzureをはじめとした様々なパブリッククラウドを活用したプロジェクトにも関わり、マルチクラウドに対応できるエンジニアとして活躍したいですね。
現在、CS大阪では新しく仲間も増え、プロジェクトでも関わる人たちが増えてきていますので、一緒に成長していきたいです。